忍者ブログ

バンキンブログ

MENU

ENTRY NAVI

  • Home
  • バンキンガールの徒然ダンス Gt. ケイ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ニュアンス伝染


Kです。

昔、学生時代の友人で話し言葉の語尾に

「〜やろ」
「〜っちゃろ」
「〜するけんがー」

が頻繁につく人がいました。


新入生として入学してからの1か月たらずで知り合いまして、まだお互いの素性がよくわからず、その方言的ニュアンスからてっきり彼は九州方面の出身だと思っていました。しかし、しばらくして実は生粋の千葉生まれ千葉育ちということが判明。北は群馬、西は大阪までしか行ったことがないとの証言。


どうやら学生寮の同室が九州出身者で、比較的フラットな「標準語」に非常に濃厚な「九州」ニュアンスが伝染してしまった模様。たかだか数週間で。

久しぶりに実家に帰った時に、親兄弟から非常に気持ち悪がられたそうです。


しばらくして彼は寮を出て一人暮らしをはじめ、福島出身の彼女と半同棲状態になり、久しぶりに会った時には見事な東北系フレーバーの話言葉に変貌しておりました。


そんなこと、ない??


これを「ニュアンス伝染」といいます。
僕いわく。

水が高いところから低いところに流れ込むように、
濃いニュアンスを持つものには伝染力があるように思います。


歌の世界でも、演歌のこぶしやJ-Popのちりめんビブラートってどっぷりハマると癖になってなかなか抜け出せなくなる。ブルースのクォータートーンといわれる、半音以下の微妙なピッチ変化もそうかも。


だけど、こと弦楽器に関しては、ニュアンス伝染ってあながち悪くないなぁと最近思いはじめました。

同じ弦楽器でも、違う種類の楽器を弾くと(もしくは違う奏法にチャレンジすると)ニュアンス伝染が起こって、違う表現力のひきだしが加わる気がします。


例えば、

- エレキギター弾きがアコースティックギターにのめりこむ

- ガラス瓶などを使ったスライド奏法にチャレンジ

- エレキベース弾きがウッドベース/フレットレスベースにトライ

- ヴァイオリンやチェロを始めてみました!

などなど。


弦楽器って、そういうニュアンスに非常に敏感に反応するようで、微妙な押弦のタッチの違い、ビブラートの変化、フレージングの指の角度変化のようなささいなことが、トーンに大きな変化を与えるのです。

いつものフレーズを弾いても、何かひと味違う。
楽譜には表しにくい、深い何かが。


加えて、違う音楽のルーツや歴史、音階やリズムに接することで音の使い方も発想が変わってくる。

そういったもろもろを飲み込み、消化しながら「自分の型」を変化させることで、マンネリから抜け出し、自分の音をプレイヤーとして成長させることができる気がします。



興味がないものをしぶしぶやってニュアンス伝染しちゃうのは嫌だけど、好きなものなら大歓迎だよね。

昔から文明・文化の大きな飛躍は異質なもの同士がぶつかりあったときに起こりやすいといわれているけど、なにかそれに近いものがあるかも。


そんな僕がニュアンス伝染されたい楽器。


ズバリ 津軽三味線!


この間、ちょっとだけ弾かせてもらったら、妙にしっくり。
バチのアップダウンストロークが生み出すダイナミック&パーカッシブなサウンドと強く太く温かい音色。

どこかテキサススタイルのブルースギターに似ている。


いつの日か、しっかりやってみたいなぁ。
そのうち、そのうち。



PR

シカゴ


どもども、Kです。

今日は、音楽の「小節」の話を少々。


僕らが日常接している音楽、
結構なんだかんだ規則的です。
経験則的に「お約束」な感じがほとんど。

あっ、小節の長さの話ね。

8分の8拍子とか、4分の4拍子とか、4分の3拍子とか、
遠い昔に音楽の授業で習ったこと。
その拍子に基づいて、小節が決まっていく。

そんで、小節の中にリズムやメロディーをあてはめていって
曲の構成要素ができあがっていく。

例えば、「ドーはドーナツのドー、レーはレモンのレー」みたいにね。


そうするとね、大体の楽曲がキリの良いところ(と感じるところ)で収まるように、繰り返す数が決まってるんです。

4回繰り返すとか、8回繰り返すとか。

「シは幸せよ」ときたら「サァ歌いましょ〜」でしょ。
ドから数えて、ちょうど8個のかたまりで安定するんですね。


そうやって、身の回りの音楽(コンビニで流れてる音楽とかでOK)の

繰り返し 構造

を指で数えてみると、ほとんどが4とか8で区切られているのが分かるはず。不思議なくらいにね。ちょっとはみだしたり足りなかったりしても、おおむねが偶数のはずだよ。


なんでだ〜??


たまに変拍子と呼ばれている曲を聴くと変な感じがするはず。5拍子、7拍子、9拍子とかの奇数回で区切られる楽曲。

普通に踊ろうとしても、アレアレーーー!? ってなる。

さらに8拍子で基本メロディーが3回繰り返し、2小節だけ7拍子をはさむ、、、なんて曲があったら、困惑です。

約束と違うジャーンって思うはず。


アフリカの歌でポリリズムという複合リズムを使用しているものがあって、一人は8拍子、別な人は9拍子で歌い、さらにその上に時折6拍子の繰り返しフレーズが乗ってくる、、、なんてものもある。

初めて聴くと、別な時空に連れていかれたような ?? な気持ちになるけど、何回も聴いていると慣れてきて不思議な高揚するトリップ感を味わえる。
(そうなると病みつきです。)

耳に慣れてる8拍子、フレーズ8回繰り返しの規則性の中に、5拍子のフレーズをリピートさせたりね。

独特の楽しさが味わえます。



しかし、それも規則性があってのこと。

演奏している本人、そう例えばバンドの中で歌を歌っている人、が勝手気ままに繰り返す小節の回数を4から5に変えちゃったり、8から10に変えちゃったりしたら困ったことになるよね。

「この人は大体において5でくるでしょう」とあたりをつけたら、ノーマルな感じで4回しか繰り返さないで次のフレーズに行ったりね。

その日の気分で「お約束」を変えられたら大変だ。

特に歌の人が変えちゃって、伴奏している人が合わせられなかったら、伴奏が間違ってることになっちゃうから。


古いブルースの曲で、よくある話なんです。

Muddy Waters とか John Lee Hooker、Lightnin' Hopkins など。

もともとアコースティックギターを一人で弾きながら歌うブルースの初期型は自分で勝手に繰り返す数を決められるので、そういう歌の癖がついている人が多いようだ。


だから、そんな大御所のバックについてバンドで演奏する若手なんか、もう大変ですよ。演奏中に歌に合わせられなかったら、ステージ上でギロリと睨まれて、後でヤキ入れられて、ギャラもらえずに「お前、クビ!!」ですから。

そんなねー、本人の勝手気ままなお約束破りの進行についていくんだから、不条理だよね。上手に合わせられなかったらクビだから、ドキドキ1000%ですよ。


そんなスリルが演奏ににじみ出るから、音源を聴いている僕らも手に汗を握ってしまうのです。あー病みつき。


若手ベース  「オゥ、もうわかんね。1小節目か8小節目か(涙目)」

大御所シンガー「4か5のどっちかだ、バカヤロウ(怒)」






これぞ「イチかバチかの シカゴ (4か5)ブルース」!



おあとがよろしいようで、、、


K.

ジャンルだらけ


Kです。

最近、室内の湿度が上昇してます。
のどの乾燥が防げるのはいいけど、ギターの木材部分には高い湿度はあまりよろしくない。乾燥剤、エアコンドライ設定、扇風機による風当てでコンディションキープの日々であります。


さてさて、今日は音楽のジャンルの話。

CD屋とかでジャンル別になっていると、お目当ての音源を探す時に便利だよね。
ジャンル別チャートとかあるしね。似た者同士をまとめていると、関連音源を探すのも便利。

だけど、僕は「ジャンルごちゃまぜ」音楽が好きな傾向があるようで、探しにいってもへんてこりんなジャンルに陳列されてしまうことも多く、フロアをあちこちウロウロする羽目になることも多々。

例えば、Fishbone。
米国LA出身の黒人ロックファンクレゲエスカパンクetc.バンド。
いわゆるミクスチャーロックの先駆け。
黒人だというだけで、ブラックコンテンポラリー?? に入れられたりする。

わけわからん。


そもそも、ジャンル自体がわけわからんものなのである。
ジャンル分けの名称からして、不思議なのよ、実際。実態。

そんな、わけわからん名称 をいくつか解説。
↓↓↓↓↓↓↓↓


プログレ:

プログレッシブ(Progressive)・ロックの略。ロックを進歩・発達させた、の意。
ジャズ、クラシック、変拍子、文学、芸術など「高尚」な匂いのするものをブレンド。


フュージョン:

フュージョン(Fusion) とは「融合」の意。ジャズロック、電化ジャズ、クロスオーバー(ジャンルまたぎ)に派生したジャズ一派。フュ〜〜、ジョン!!


オルタナ:

オルタナティブ(Alternative) ロック。他のロック、別路線ロック、別系列ロック。ハードロック、ヘビーメタルの流れに対して、シアトルを中心に生まれたロックの新しい流れ。グランジ (Grunge、わざと汚れた感じ)とも言う。


ミクスチャー:

ミクスチャー (Mixture) ロック。混ぜられたロック。従来の白人ロックにファンク、ヒップホップに代表される黒人メインストリームの音楽を取り入れたもの。のちにスカ、レゲエやインダストリアル(工業)の要素も流入。


ボサノバ:

ボッサ (Bossa、傾向・感覚)ノーヴァ (Nova 新しい) を表すポルトガル語。従来のブラジル ラテン音楽に対して生まれた「ニュー トレンド」という意味。後に米国ジャズと融合。


ブラコン:

ブラック コンテンポラリー(Black Contemporary)。現代/同世代 黒人音楽の意。一昔前のナウい黒人音楽。今でいうところの 黒人音楽 なう。


ニューミュージック:

New Music。文字どおり「新しい 音楽」。
Old Music 古い音楽 に対する概念だが、ニューミュージック自体が古くなったらどうするんだろう、、、。



並べれば 並べるほど わけわからん。


まぁ要するに、

既存のジャンル分け、既成概念からはみ出した流れが音楽シーンに発生したときに、「やつらをくくる」ために評論家批評家たちが考案する名称なわけです。とかく商業的なものですわ。



はい!
大事なこと 言いますよ。



ジャンルを超えたところに、
新しいもの(革命)が生まれやすい。

しかし、
新しいものをくくる(支配)ために
どこまでもジャンルの網は追いかけてくる。


音楽的革命とジャンルの戦いの歴史は続いていくのです。


フランスでは、これを俗に、、、

「ジャンルだらけの ジャンヌ・ダルク」といいます。


ここ、テストにでるよ!

最近、何聴いてんの? ーアルバムは大事!


どもども、Kです。

日々是 音楽 してます。

先週末のライブ 3days(新横浜ベルズ、馬車道Subway Music、新宿フリーライブ)を無事に終え、少々疲れが抜けきらないところですが、良い音を求めて日々なにかしらインプット&アウトプット。

5/4 (火) の新横浜ベルズ 2マンライブに向けて、色々と準備中です。


それにしても、このところの寒暖の差は激しいね。湿気の上下も極端だし。体調を崩しやすい季節の変わり目なので、皆さん、くれぐれも気を付けて!



さてさて、「最近、何聴いてんの?」シリーズ 第2回目。


iPod って便利だよね。
僕は第2世代ぐらいから愛用しています。
そろそろ 7年目?

今はiPod Classic 80GB を使用。75GBぐらい音楽詰め込んでる。

聴くのはもっぱら曲単位でセレクト。
もしくはシャッフル機能で全16,000曲をごちゃまぜ再生。

新しい音源も入手したら、すぐにiPodに投入。

早い、簡便。
すぐに携帯できる。所有できる。
世界は僕らの手の中。
ラクチーーン♪


だけど、音楽は持っているだけでは自分のモノにならない。


きちんと音の旨味を聴きこんで、
体内に入れて消化して、
栄養分を熟成させてから、

忘れたころになってやっと

「自分の音」になって出力できる。

「良い音」を育てるのには時間がかかる。


アウトプットも大事だけど、
それ以上にインプットの段階でしっかりと時間を手間をかけて聴かないと。



音源の収集とアクセスに関しては大幅な時間短縮ができる時代になったけど(含む 着うた的なヤツ)、


「おいっ! ちゃんと聴いてんのか??」

って自戒をこめて自問自答しているのです、最近。



ちらっと聴いて「知ってるつもり」になるのはまずい。
良いものは深く入れないと。


そんなことをモヤモヤモンモンと考えながら、
「アルバムを聴こう!!」とモードチェンジ。


やっぱり音楽の歴史に残る名バンドの名盤は「アルバム」という作品をまるごと聴かなくちゃ本当のところは分からない気がしたのです。

改めて。


意外とベスト盤がくせもの。
ヒット曲、代表曲が押さえられているので、通して聴くとアーティストのキャリアを通じて「知ってるつもり」になっちゃう。

僕の場合は Bob Marley, Stevie Wonder がそうだったかも。


ちゃんとアルバムを丸ごと聴こう!
時間をかけてしっかりと聴こう!
(本当に好きなものならね...)


そんなわけで、この数カ月で「アルバム聴き」セレクトになったアーティストたちはこんな感じ。時系列に沿って、主要なアルバムを入手。シャッフルしないで頭から最後まで 尾頭付き で聴く。そして、良いものは何回も聴く!できれば歌詞も読む。インストものは空気を読む!

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

- Bob Marley(知ってるつもりアーティスト筆頭。アルバム、時代背景含めて凄い。)

- Stevie Wonder(ヒット曲で知ってるつもり。初期アルバムを中心に。深い!メロディーとコード感覚が独特。)

- The Rolling Stones(Brian Jones時代の初期作品群。いいわぁ。)

- Otis Redding, Sam Cooke, Marvin Gaye など ソウル番長たち。

- Traffic (Steve Winwood のバンド時代をあらためて。)

- The Doors (後期のアルバム、聴いてなかったわ。)

などなど。


知らなかった曲がたくさん。
有名ヒット曲以外の「ツボ!」楽曲との出会い。
ていうか、初めて聞くから 新曲♪

往年の名バンド、再結成の新アルバム発表もいいけどね。
油が乗っている時期のフレッシュ音源は、古くても新しい。

温故知新。
涙よりもよだれが溢れ出る。


うーーん、贅沢だ。
ひたすら、贅沢だ。
ウヒヒ。


焦らずに時間をかけてじっくりと堪能しますよ。
スルメはしっかり噛まないとね。





<余談>

最近危惧していること。

デジタル音源配信の大きな流れ、大手レコード会社の再編、流通網における在庫削減などで、今なら買えるCD/DVDが今後入手困難になるのではないだろうか。

特に趣味性の高いもの、販売の時流から外れた? 音楽、限定性の高いものなど。

すでに廃盤、在庫なしの品番数が加速度的に増えていると思うのは気のせい?

昔の企業体力があった時代なら 追加生産、再販、限定パッケージreissueなどできたけど、そろそろどうなんだろう。

欲しいもの、必要なものがお金があっても変えない時代が来るかも。

大事なものなら気をつけろ!備えは早めが肝心。

下北 to シモキタ〜


一般にシモキタは下北沢をさすらしい。
だけど、僕の両親は青森県出身なので、シモキタといえば下北半島なのであり、津軽半島の反対側なわけで。

そして、あの本州最北端の形状はAC/DCのツインホーンにも似ているわけで。

だからといってジャパンがアンガスなわけでは決してない。


明日 4/18 (日) はいよいよ下北沢Club251出演。
「スバラシカヒビ」CDからとにかくなにかとお世話になっている大先輩、奈良敏博さんの企画するイベント「夜のカーニバル」に出るのです。


ライブハウスでよくある 〜企画 。
共通の音楽性やら志向性があって、楽しい夜になることが多いのですが、、、

「せっかく気が合うミュージシャンが集まったんだから、一緒にステージで音を出そうか」となかなかならないのがいつも残念。

明日の夜は奈良さん、そして高橋まことさんとジャムれる予定。ワクワクです。

「千の言葉より三つの音」
「三つの音魂、百まで」

と、古くから言い伝えられているように、一緒に音を出してナンボの繋がりってあるんです。

ただね、通常の対人関係においてもそうだけど、あまり思い入れや意気込みが強すぎるとギコチナイ会話になることも多々あるわけで。

自然体でのインプット/アウトプットを心掛けます。
その方が面白いものが出てくるでしょう♪


それでも結構盛り上がってるんです、僕。

なんで、勝手に前夜祭しちゃおう!ということで、
今夜は下北沢に行ってました。
下北沢 2 days。

Club251の真上にある440。

前回の新横浜ベルズ 毎月恒例のブルースナイトで御一緒させて頂いた 横浜が生んだ魂のシンガーソングライター kaoru さんのライブを観てきましたよ。

昔からファンだった、日本が誇る「下北のジャニス」金子マリさんのバンド "5th Element Will" のマンスリーライブにゲスト参加ということだったので、これは行くっきゃないだろう、と。


良い夜でした。
キラキラした音がたくさん聴けて満足。

kaoruさんとマリさんの漫才が面白かった。

The Timers 「税」!
Derek Trucks Band "Joyful Noise" !


明日は良い音が出力できそうです。感謝。


Whirlwind の Goldbox 初使用。こちらも大いに楽しみです。


早く明日にならないかな〜♪
(寝ればいいんだよ)




P.S. 1Q84 Book 3、無事に購入できました。
だけど、まだ読まないよ。Book 1-2 を再読してからね。
んーーー、贅沢。

× CLOSE

× CLOSE

Copyright © バンキンブログ : All rights reserved

TemplateDesign by KARMA7

忍者ブログ [PR]