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こんなときはKeith Jarrett

はい、どうも!
Kです。
おつかれっす。

いやはや、いやはや。
慌ただしい、慌ただしい。

なんかよくわからんけど、やることが沢山あってね、
分刻みとはいわんけど、18分刻みぐらいで追われている気がする今日この頃です。年末だからか?師ではないけど走ってる。

便通は問題ない。ドスドス出る。だけど、時間がもったいないから我慢。
「トイレに行く前に、これとそれとあれとどれをやってしまおう」てな具合。
いかんのう。

そんな時は、せめて音楽を流して一息つきたいものだ。
心に涼風を。精神安定剤をプレイボタンを押して流し込め。


そう、名盤紹介 ワンスモア ですよ♪



Keith Jarrett "Facing You" 1971.

ジャズ界の巨匠ピアニスト、キース・ジャレットさんです。
彼が1971年に録音したソロ・ピアノのアルバム。
ビート、旋律、和音、音色、、、すべての音世界が彼一人の中から
とめどなく溢れてくる。豊穣な音がぎっしり詰まっています。

学生時代に、ラグビー部の友人から「聴いてみ」と紹介されました。
そう、僕の首を太くし、体格を1.25倍にしたラグビー部時代。
まあ、根が軟弱なのですぐに辞めてしまいましたが。
ほおをぶたれて「この軟弱者!」と美しい女性にね。うそうそ。

このアルバムは最初にプレイボタンを押したその時からどっぷりハマりました。人生の転機、節目、心のオーバーホールが必要な時には必ず登場する作品です。
なんでこんなに「必要」なのかなぁ?
みんなもあるでしょ、そんなとっておきの一枚。

キースさんのピアノ、とても内省的なんです。
心の声、深いところの響きを耳を傾けて聴く。音になる。音が鳴る。
鍵盤で心の断面を鳴らしてみる。また音を聴く。うなり声が口から漏れる。
そうしていくうちに、音が陰から陽、陽から陰へ揺れ動く。
波がおとずれ、ひいていく。繰り返し、繰り返し。
聴く、鳴る、聴く。
音と音のあいだ、どんどん気持ちが込み上げる。
そんな、極めてプライベートな心との対話を記録したような作品です。


もし、この作品が気に入ったなら、併せてこちらも紹介!



Keith Jarrett "The Koln Concert" 1975.

ドイツのケルンで行われた、完全即興のソロピアノコンサートです。
こちらもかなりヤバいです。時折、光が差し込むように開放感にあふれるパッセージが流れ出す。Billy Joel のピアノに似たポップさがあるような、、、。
どっぷりいきますよ。ジャズだのロックだのって関係ないね。

と に か く   良 い !!



さあ、せわしない時間に戻るとするか。
今日もキース・ジャレットに救われた。
口笛だって吹いちゃうぞ、こんにゃろめ。
日常のくそったれめ、かかってこんかーーーい!


「鼻息を 荒くしたいが 鼻づまり」K
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Tuck Andress

どうも、どうも。
Kです。

気が付けば、もう12月。
年の瀬。師走。
クリスマスが急速接近中なわけですよ。

妙にそわそわしますよね。
なんか知らんけど、外に出るとキラキラ光っとるんですな。
電飾とか、ラメの入った飾り物とか、
惜し気もなく豆電球をピカピカさせて。
例の「電気を節約しよう」キャンペーンはひと休みなわけで。

なんせ「彼」の誕生日を街全体で祝うビッグイベントですから、
なぜか財布のひもが緩んでしまう不思議な季節。
決してパンツのゴムを緩めてはいけない。
いかん!いかん!

しかも北国から ZZ Top 風のメタボリックな爺さんが
真っ赤なお鼻の未確認飛行物体に乗って、
子供達を襲撃しにくるわけですよ。
危ない!危ない!

、、、なんてアホなことを言っている場合ではない。

今回はなんと、まっとうなミュージシャン風に
この季節にぴったりのクリスマスアルバムを紹介しよう!



Tuck Andress "Hymns, Carols and Songs About Snow" 1991.

邦題が「賛美歌とキャロルと雪についての歌」。
Tuck And Patti というボーカル&ギターデュオのギタリスト、
タック・アンドレスによるクリスマスソングのソロアルバムです。

このタックさん、ギター一本でリズム、ベース、コード伴奏、
メロディをすべて同時に弾いてしまう超絶テクニックの持ち主!
だけどね、テクニックをひけらかす嫌みな感じはまったく無く、
すべてが楽曲を表現するための技術に昇華されておるのです。

聴いていて、とにかく心地良い。美しい演奏に身を委ねて、純粋に幸せ。
彼のクリスマスソングに対する愛情が全編に渡ってにじみ出ている。

しかも、ギター一本のみで全てが演奏されているソロギターアルバムで、
オーバーダビングなしのスタジオライブ一発録り!
まるで目の前で弾いてくれているかのような錯覚におちいる。

スバラシカ名盤。
是非聴いてみて下さい。

Kでした。


P.S. 「クリスマスって何の日?」て聞いたら、
  「サンタさんが十字架にかけられた日」って答えた子供がいたそうな、、、

11/23 TGIF

おいっす!

久々のブログですわ。
Kですわ。

今日は11月23日、年に一度の「金曜感謝の日」でしたね。
みなさん、毎週毎週必ずやってくる金曜日にちゃんと感謝したかな?
この記念日が生まれた本国アメリカでは、"Thank God It's Friday" 略して TGIF として広く親しまれているそうな。TGIF って略すのですね。さしずめ日本では「金感日」といったところでしょうか。

だけど、僕は幼少の頃から「なんで金曜日ばっかり感謝して、月曜とか火曜とか、他の曜日には感謝しないのだろう?」と疑問に思っていました。だけど、この金曜日を特別視するのには色々な宗教的な背景があるのですね。

キリスト教ではイエス・キリストが十字架にかけられた曜日で、特に受難週の金曜は「聖金曜日」「聖大金曜日」と呼ばれるとのこと。イスラム教では集団礼拝の日で「集まる日」とも呼ばれ休日になることが多いようです。

なるほど。

全然関係ないけど、昨日の11月22日は「いい夫婦の日」だったそうです。当然「普通の夫婦の日」「悪い夫婦の日」もあるかと思いきや、さにあらず。
「いい夫婦」ってなんやねん?! まぁ、まぁ、まぁ。

今月末の11月102日は「いい豆腐の日」ですね。話題の「波乗りジョニー」でも買って食べようかな。

まぁ、なんにしても記念日っていいもんですね。


あさっての11月25日(日)、
バンキンガール、吉祥寺で「アコースティックライブ」ですよ!
伊勢丹前のウッドデッキのある場所で屋外演奏します。

13:00〜 Sunset Drive、
14:00〜 バンキンガール の2本立てでお届けします。

MCさん、PAさんもいるライブとのこと。なんか本格的じゃない?
もちろんアコースティックサウンドでもガツンと熱いロックを聞かせますよ。
厚着してお越し下さい。オーーーー、イェーー♪

年上で年下の先輩


ギターのKです。
とある人との出会いを今回は。

その人の音を初めて聴いたのは10代半ば。
ギターのスコア/タブ譜の譜面をみながら練習するのが当たり前の風潮の中で、彼の音は譜面には表せない、得体のしれない何かでした。自分の中で好き/嫌いもよく分からないままに取り憑かれたように聴き始めた時、彼は10歳程年上の先輩でした。

それから十余年。彼のような、譜面外の得体のしれない何かを追いかけるうちに、彼と同い年になり、今では僕がだいぶ年上に。少しは近付けた気もするけど、彼の音源を聴くたびに遠い道のりにうちのめされ、ワクワクします。

この、太陽から3番目の石ころの上で、最後の時まで彼は僕の年上で年下の先輩でい続けることでしょう。

今日は、御大Jimi Hendrixの命日。
向こう側の世界でMiles Davis や Roland Kirk とジャムの続きをしているのかな?

R&R.I.P (Rock 'n' Roll In Peace)。


湿気の話

どもども。ギターのKです。

夏の終わりに首都圏を台風直撃。
台風一過でカラリと快晴〜〜♪
と思いきや、今日はじめじめと雨模様ですねぇ。

湿気、湿気。空気の湿度が急上昇。
この湿気、ギターにはあんまりよろしくないんですよ。
ここでちょっと湿度とギターの鳴りの話を、、、。

一般的に、ギターに使用される木材(ボディー材、ネック材)は乾いている方が鳴りが良いとされます。新たにギターを制作するときも、しっかりと木材を乾燥させてからパーツとして加工していきます。木材の含水率をなるべく抑えることで、木が豊かに振動するらしい。よく年季が入ったギターなんかを「木がよく乾いていて鳴りがいいですね〜」なんて言ったりもする。逆に、日本みたいな多湿な国、それに加えてカビ天国の湿度バリバリ押入れなんかに放りっぱなしのギターは、本来持つべき木材の振動、鳴りが死んでしまっているケースが多い、らしい。

、、、と、ここまでの話、知識としては知っていたけど、正直なところあまり実感できませんでした。職人じゃないので「湿気でだいぶ木が鳴らなくなってるね〜」なんて言われても「ああ、そうなんですかぁ。あれれ、まいったなぁ。テヘッ。」なんて中途半端なアホリアクション。例えば、寿司職人に「このイカは一番の旬な食べ頃から3日ほどはずれちゃったねぇ」とか、ワインのソムリエに「もうちょっと寝かせてあげればブドウのふくよかなところが開いてくるんですよ」なんて(仮にね)言われても、「わがんね〜!今の味で充分満足、いやはや、ありがたや〜」と。この先はマニアの領域だなぁなんて線引きをしていたのが率直なところ。だって、本当にわからないの〜、それが本当の気持ち♪だったんです。

ところが、、、

とある場所で野外ライブ演奏を行なった時のこと。
広いイベントスペースの一角にステージを設置して演奏を開始しました。
順調にライブは進行して約10分後、急に霧雨が降ってきたのです。
「降雨」というほどでもないので、気にせずに演奏継続したものの、何かが変!
ギターの弦に細かな水滴が付きはじめたとたんに、音がまったく伸びなくなったのです。いわゆる専門用語で「全然サスティーンしない」状態。
一生懸命に弦を弾いてキュイーーーーーンってやろうとしても、
 キュン、、、 で音が止まってしまう。歯をくいしばってジミヘン顔で ガギョーーンってやっても、ペケッ ポケッ。なんじゃこりゃあ!

まあ、その場はなんとかフレーズを工夫してしのぎましたが、それにしてもねぇ。別に弦がびしょびしょになったわけではなく、うっすらと表面に水分が付着したぐらいの状態で、振動が激減したわけですよ。びっくり。

考えてみたら、水は粘性が非常に高い物質。空気にくらべてはるかにベトベトぷるんぷるんしているので、弦を伝わる振動が吸収されてしまうんですね、ショックアブソーバーみたいに。プールの中に潜って、友達と大きな声で「じゃーんけーんぽーん」て叫んでも聴こえづらいのと同じ理屈なのかな。お風呂で最大音量のおならをしても聴こえないもんね。恐るべし、水の振動吸収能力。胎児が羊水に守られているのもわかる気がする。

ということで、ギターのボディーやネックに使用されている木材も、水分を多く含んでしまうと、せっかくの振動が水に吸収されてしまって本来のポテンシャルが出せなくなるってことなんでしょう。そんな感じに自分なりに納得した次第です。
それを実感してからというもの、毎回の使用後は丁寧に水分や油脂分を拭き取り、自宅では扇風機の風に当てっぱなしにして、木をきちんと乾かすようになりました。いわゆる家庭用扇風機でOK、お勧めですよ♪


だけどね、、、水分が多い方が振動しやすいものもあるんです。

それは、人のココロ。


ココロが乾いていたり、ささくれだったりしている時でも
一皮むけば、そこには流すに流せないナミダがつまっているんです。

ココロの震えが音になり、言葉になり、
空気を振動させて、ちょっと離れたナミダに届く時、
どうしようもなくココロが揺さぶられてしまう。

溢れ出たナミダが次のナミダを呼び、
僕らのココロは空に向かって浄化されていく。

そんなココロのバイブレーションを伝えたくて、
今日も僕達はせっせと楽器を磨いているんです。
なんちゃって。

すまんのう、湿気が多い話になっちゃって。
恵みの太陽、恵みの雨。
音に幸あれ。


「せんべい 湿気て アゴ痛い」 K

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