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ただがむしゃらに走り続けてきた10年Vol.8~試練~

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俺と彼女で挑んだプレゼン。

熱意が伝わったのだろう。社長さんは快諾してくれた。

まずは「no_NAME」のレコーディングが行われた。

4曲入りのマキシシングルを完成させた俺たちは、
レコ発ワンマンライブを決行する。


2003年12月26日。

渋谷サイクロンで行われた「no_NAME」初のワンマンライブ。

200人を超えるお客さんに来てもらい、成功を収めたかのように
思えたが、当時の俺たちは、「次につなげる」ことを何も出来ていなかった。

ただの「発表会」で終わってしまったのだ。

当然、それ以降のCDの売れ行きも伸びず、

ライブの集客も伸びなかった。

そのCDは流通にのせていなかったため、すべて手売りか、
映像会社のホームページ内での販売に限られていた。

ワンマンライブを終えて、2004年のお正月に、俺たちは
会社でミーティングを行った。

そこで、「1ヶ月で1000枚を完売」という
目標を立て、1月から怒涛の営業活動が始まった。

ブッキングライブをやって、気に入ってもらって、
CDを買ってもらって、では到底追いつかない数字だ。

俺たちは4人で知恵を絞りながらありとあらゆることを
やってはみたものの、なかなか売れない。

そこで、俺がこう言った。

「ラジカセもって呑み屋をまわろう。」

この無謀な提案に、メンバーは文句を言わずついてきてくれた。

まずは、新宿ゴールデン街。

恐る恐る店のドアを開ける。

「いらっしゃーい。」

当たり前だ。
呑み屋だもん。お客さんだとまず間違いなく思うはずである。

「いや、あのー」
「なんだい?すわんなよ。」
「あの、僕たちバンドやっていまして、1ヶ月でCDを1000枚
売らなければいけないんです。もし差し支えなかったら、
ラジカセで聴いてもらって、気にいていただいたらCDを
買ってもらえないでしょうか?」


めちゃくちゃだ。

こんな話があるか。いきなり店にきたと思ったら、
ラジカセで曲をかけさせろ、気に入ったら買え。
と金髪の革ジャンを来た若造が言っているのだ。


俺は、怒鳴られるのはもちろん、殴られることも覚悟して
恐る恐る店主の様子をうかがった。

すると、

「おう!そうかい。大変だねー。いいよ。聴かせてもらうよ。」

そう言ってCDを流させてもらい、買ってもらうことに成功した。
店内にいた数人のお客さんも買ってくれた。



もう俺たちに迷いはなかった。
やるしかないのだ。

3日間かけて、新宿ゴールデン街の呑み屋さんをすべて回り、
200枚ほど売り上げた。

俺たちは一か八か、「新宿2丁目」にも足を運んだ。

そこは全国でも有名な「ゲイ」「オカマ」「ニューハーフ」の街。




俺たちは無事では帰れない覚悟で

その危険な街へと歩き出した。
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  • 2009-02-03 12:40
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<FONT COLOR="RED">腹減った</FONT>
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