Kであります。
前回のブログ、「村上春樹」本に関する経過報告なぞ。
予告通りというか、
短編集の「TVピープル」を購入しました。
昔持っていたけど、手放しちゃった一冊。
ソフトカバーな文庫本で再購入。
福岡遠征の行き道中で読破。
「ねじまき鳥クロニクル」を読んだ後での再読ということで、
10数年前とは違う視点で改めてゴキンバキンと噛み砕く。
やっぱり異色な作品。新たな表現スタイルを模索している濃密な空気がほとばしる。
レイモンド・カーヴァーやJ.D.サリンジャーから影響を受けたであろうショートストーリー表現スタイルの「別な引き出し」を開けて形にしたような印象。
いつもの「僕」主人公が出てこない、女性主人公が登場する「ゾンビ」「眠り」は新機軸(発行当時のね)。
「〜クロニクル」でも重要な役割を演じる姉妹、加納マルタ&クレタが登場するパラレルワールド的短編「加納クレタ」におけるオカルトポップな空気。
人間の深層心理に潜む様々な衝動や幻想、欲望に彩られた 神話 にベッドサイドランプのような薄暗い間接照明を当てて、覚醒と眠りの境界線世界をモノガタリしている作品集ですね。ユング派臨床心理学者の河合隼雄氏と村上春樹氏の親交ラインがツイーーッと1本見えた気がします。
短編集「パン屋再襲撃」の「ねじまき鳥と火曜日の女たち」と「TVピープル」をガッチャンコして「ねじまき鳥クロニクル」へ読み進んでいくとコリャマタ楽しそうな予感。クロニクル再読は決定!よっしゃよっしゃ。
そしてそして、、、
「〜クロニクル」以降に出版された作品群を順番に読みながら、話題の「1Q84」が完結&文庫化されるまで気長に待とう!
村上春樹クロニクルを探訪するビッグプロジェクト発動であります。
そんなささやかな野望を抱き、長期戦の陣を構えた僕に思いがけぬ魔の手が!!
(T_T) 「1Q84」Book1 をプレゼントしてもらっちゃった、、、 (T_T)
ガーーーン。
ガガーーーン。
ガガガーーーン。
びっくりしたなぁ、もう。
サドンリーですよ。Suddenly。
サドンです。
大猿に巨大なスパナで突然の死をお見舞いされたわけです。
(「サドン・デス」 村上春樹・糸井重里共著「夢で会いましょう」より)
心優しき同志から、ビッグスマイルと共に贈られたプレゼントですから、、、シェゲナベイベーな喜びは当然なのですが、、、
パラパラと中をめくってみたけど、1Q84ワールドがおいでおいでしてるじゃん。
絶対にハードカバーでBook2を買っちゃうじゃん。お財布軽くなっちゃうじゃん。
きっと第3部のBook3まで我慢我慢のつらい日々になっちゃうじゃん。
ジョージ・オーウェルの「1984」も本棚に探しに行っちゃうじゃん。
ベートーベンはじゃじゃじゃじゃん。運命じゃん。
オロローーン。ドボチテデスカーー。涙がドインドイン。
まったくもう。
ふぅ。
ええとね、「TVピープル」と一緒に宮沢賢治の作品集も買ったんですよ。
グスコーブドリとか読みたくて。
何冊か並行読みするのも、僕好きなんで。
幼少の給食三角食べが身に付いているもんで。
だましだまし、気をそらしそらし。
ドレミファそらしドーーー!!
まったくもう。
ふぅ。
(続く)
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