Kです。
周りの大人たちが眉間にシワをよせてイライラしている中、
僕は小さな小さな音量で、そっと口笛を吹く。
微かに唇を動かして、鼻歌も歌ってみる。
僕が口笛を吹いたり、鼻歌を歌っているからといって
決してハッピーなわけじゃないんだぜ。
心の中の毒、忌まわしい言葉たちが外に漏れると
きっと伝染してしまう。
あの僕が好きな歌、最後の一節を唱え終わると、
小さな微笑みが訪れた。
空はこんなに青くて、春の訪れは目の前に。
僕が口笛を吹いたり、鼻歌を歌っているからといって
決してハッピーなわけじゃないんだぜ。
グラグラと揺れる橋を渡るとき、僕はそうやって両手を伸ばしてバランスを取るのさ。
みんなには内緒だよ。
Good luck!
K.
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